我々、人類という哺乳類のなかの霊長類が地球上に誕生してとされるのは、今からおよそ6,500万年程前とされています。豊富なエネルギーを持つ地球は、そんな生命たちのオアシスであり太陽の恵・空間に包まれています。私はアクアリウムを通じて、これらの神秘的な美しさを感じながら自然と共存する大切さを考えたいと思います。





アクアリウムやアクアテラリウムは「水を育てること」とといわれます。なぜなら、魚を健康で元気に育てることや美しい水草を育てることは、その水で変わると言っても過言では無いからです。また、美しい水は人々の心を落ち着かせ、綺麗な空気を生み出してくれます。人間の身体もまた、70%水によって成り立っています。普段、生活するうえで何気なく使っている水と向き合ってみました。そして、たくさんの素晴らしい魚や植物たちに出会うことができました。このサイトは、そんな私と素敵な生き物たちと生活(共存)を紹介するものです。

生き物を飼育するということは、「生命を預かるということ」です。生きたしいけるものには命があります。そして、己の命を繋ぐためには他の生命を奪うことも必要です。私には3歳になる子供がいますが、ペットと共存することはとても大切なことだと考えます。私自身、子供の頃にはたくさんペットがいる環境で育ちましたが多くのことを学び・感じました。都市開発化の進む日本において、ペットは唯一人間と動物が共存できる存在なのではないでしょうか。また、それらはとても従順であり、常に生きることを最優先に考えます。虐めや社会的不安から、自ら命を断つに追いやられる生き物、様々な事情から我が子を殺めてしまう生き物、人間は動物達から多くのことを教えられます。それは、決して小さな子供に限った事ではないということです。

植物にとって光が必要であることは教科書で習いました。それは、人にとっても同じことが言えるからです。日照時間や光の種類などが我々人類に大きく影響を与えることが多くの科学者によって証明されています。人間の身体的維持に不可欠なビタミンの構成や精神におけるセロトニンの向上などに、光は大きく影響を与えます。そして、観賞魚を飼育するにあっても数多くの光源装置がペットショップなどに置かれています。もちろん、視覚的な作用もありますが、光の使い方によって大きく変化するものもあります。代表的なものは、水草や苔といった植物です。また、海水水槽においてはサンゴの日照コントロールは要となります。

私が考える空間とは正に"空気のあいだ"を意味し、それは目に見えない空気を可視的に表現できるツールのことだと思います。日本の芸術においては、「余白の美」や少し余裕をもたせたデザインを雅とされることが多いです。大きな水槽の中心に僅かに表れる岩や流木のレイアウト、敢えて通り道や上層域に隙間を創り出す手法はこれに付随することだと思います。また、空気は地球上の生物にとって欠かせないものです。これらをきちんと表現し、観察しながら学ぶことも大切な自然との共存であると考えます。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

〜持続可能な開発目標とは〜
皆様は、SDGs(Sustainable Development Goals)という言葉をご存知でしょうか。直訳すると「持続可能な開発目標」という意味になり、エスディージーズと略されることもあります。言葉を聞いたことが無くても、街やテレビなどでこのカラフルなマークを目にした事はあるのではないでしょうか。SDGsは2015年間に国連加盟国193ヶ国が2030年までを目標に、貧困や飢餓、安全な水の開発およびクリーンなエネルギー使用を目指すなど我々、地球で暮らす生命体にとって重要となる包括的なターゲットが含まれています。私自身が特に着目している点は、13〜15に含まれる地球環境の改善や環境維持に関する部分です。難しく考える必要はありません。出来る方からすれば良いと考えます。これからの指標は、各国の首脳や専門家たちが、高度なデータ解析や話し合いの末に決定することかも知れません。しかし、最終的にそれを実行するのは我々、地球上に存在する人類一人ひとりの意識や行動によるものだと思います。やらない偽善より、やる偽善。知らぬ恥より、知った恥。泥臭い考え方かも知れませんが、向き合う時期(とき)がやって来たのかもしれません。